ロードマップ

QGISのリリースと開発は時系列式のスケジュール(ロードマップ)に従って行われます。

  • 偶数のバージョン番号 (2.18、 3.2 等々) は、リリースバージョンです。

  • 奇数のバージョン番号(2.99, 3.1等々)は開発バージョンです。

新規リリースは4ヶ月ごとに予定されています。最初の3ヶ月で新規開発が行われます。リリース前にあたる4ヶ月目は機能凍結の呼びかけとテスト、バグの修正、翻訳、リリースの準備に当てます。リリース時のブランチ番号は偶数とし、先行するマスターブランチは奇数があてられます。リリース後、次回のパッケージの応募が呼びかけられます。

3回目のリリース(2.8から開始)は、次回の長期リリース(LTR)が公開されるまでサポートされます。

開発段階

開発者は、開発段階において次期リリースに向けた新機能の開発に取り組みます。アーリーアダプターは主要なプラットフォームをナイトリービルドで使うことができます。ここでは進捗状況の確認、予備試験、バグレポートの報告、開発の手助けするためのアイディアを提供などが可能です。

機能凍結

機能凍結段階では、新機能を入れることはもはや許可されず、皆の焦点はQGISを強化することから安定させることに移動します。これはまた、ナイトリービルドを効果的に プレリリース に変えます。

ユーザー は、自分の環境でこれらのプレリリースの徹底的なテストを始め、次のリリースで見たくないような問題がないことを確認すべきです。そのような問題はすべて報告されるべきです( バグ、機能と問題 参照)。気付かれなかったものは、すべて次のリリースに反映されてしまいます。深刻な問題が発生した場合だけは、最新のリリースへのバックポートが行なわれます。したがって、プレリリースのテストと問題の報告は非常に重要です。

機能凍結においては 開発者 はバグトラッカーを監視して報告された問題の修正作業を開始し、追加した機能で ビジュアル変更履歴 を更新します。

翻訳者が作業を開始できるよう、機能凍結後翻訳ファイルが更新されます。ただしこれは暫定的なものであり、バグの修正が翻訳ファイルに追加される可能性があることに注意してください。

リリースの2週間前にハード凍結が開始され、その後は機能凍結の後に導入された深刻な問題と回帰のみが修正されます。

リリースマネージャはこれを機能凍結時に発表します。

リリース

メジャーリリース日とマイナーリリース日に、リリースブランチが作成され、リリースにタグが付けられ、ターボールが準備されます。ポイントリリースはただタグ付けされ、ターボールが作成されます。

パッケージ作成者はパッケージ作成を開始できることを通知されます。

いくつかのパッケージが利用可能になると、リリースが発表され、それに応じてWebサイトが更新されます。

リリースのスケジュール

2月下旬にLTRがLTRレポに入るため、月4回のリリースを考えると、毎年ほぼ同じ日程になるようにスケジュールが組まれています。

2.12以降に開始する開発フェーズは、常に12週間で、凍結フェーズは最短で5週間です。残りは、LTRリリースの凍結フェーズの延長にあてられます。

ポイントリリースは、バックポートがある場合、最新のリリースブランチのブランチで1ヶ月ごとに行われます。 3.28リリースから、ポイントリリースは新しい最新リリースでのみ行われます。

リリース後の最初の4ヶ月は、新しいLTRはその時点におけるLRとなります。このフェーズではLTRリポジトリ内の前期のLTRが新規のLTRに置き換わることはありませんが、次のLRがリリースされると前期のLTRは新規のLTRに書き換えられます。

このスケジュールは "iCalendar" としても利用可能です。

スケジュール

イベント

最新

Long-Termリポ

凍結

日付

Week #

LTR/PR

3.28.0

3.22.12

2022-10-21

43

4

PR

3.28.1

3.22.13

2022-11-18

47

4

PR

3.28.2

3.22.14

2022-12-16

51

6

PR/FF

3.28.3

3.22.15

3.29

2023-01-27

5

5

EPR

3.22.16

2023-02-03

6

LR/PR

3.30.0

3.28.4

2023-03-03

10

4

PR

3.30.1

3.28.5

2023-03-31

14

4

PR

3.30.2

3.28.6

2023-04-28

18

4

PR/FF

3.30.3

3.28.7

3.31

2023-05-26

22

4

LR/PR

3.32.0

3.28.8

2023-06-23

26

4

PR

3.32.1

3.28.9

2023-07-21

30

4

PR

3.32.2

3.28.10

2023-08-18

34

4

PR/FF

3.32.3

3.28.11

3.33

2023-09-15

38

6

LTR/PR

3.34.0

3.28.12

2023-10-27

44

4

PR

3.34.1

3.28.13

2023-11-24

48

4

PR

3.34.2

3.28.14

2023-12-22

52

4

PR/FF

3.34.3

3.28.15

3.35

2024-01-19

3

5

LR/PR

3.36.0

3.34.4

2024-02-23

8

4

PR

3.36.1

3.34.5

2024-03-22

12

4

PR

3.36.2

3.34.6

2024-04-19

16

4

PR/FF

3.36.3

3.34.7

3.37

2024-05-17

20

5

LR/PR

3.38.0

3.34.8

2024-06-21

25

4

PR

3.38.1

3.34.9

2024-07-19

29

4

PR

3.38.2

3.34.10

2024-08-16

33

4

PR/FF

3.38.3

3.34.11

3.39

2024-09-13

37

6

LTR/PR

3.40.0

3.34.12

2024-10-25

43

4

PR

3.40.1

3.34.13

2024-11-22

47

4

PR

3.40.2

3.34.14

2024-12-20

51

4

PR/FF

3.40.3

3.34.15

3.41

2025-01-17

3

5

LR/PR

3.42.0

3.40.4

2025-02-21

8

4

PR

3.42.1

3.40.5

2025-03-21

12

4

PR

3.42.2

3.40.6

2025-04-18

16

4

PR/FF

3.42.3

3.40.7

3.43

2025-05-16

20

5

LR/PR

3.44.0

3.40.8

2025-06-20

25

4

PR

3.44.1

3.40.9

2025-07-18

29

4

PR

3.44.2

3.40.10

2025-08-15

33

4

PR/FF

3.44.3

3.40.11

3.45

2025-09-12

37

6

LTR/PR

3.46.0

3.40.12

2025-10-24

43

4

PR

3.46.1

3.40.13

2025-11-21

47

4

PR

3.46.2

3.40.14

2025-12-19

51

4

PR/FF

3.46.3

3.40.15

2026-01-16

3

5

イベントの凡例

イベント

説明

LTR

長期リリース、新規開発フェーズの開始

LR

定期リリース、新規開発フェーズの開始

FF

機能凍結、開発フェーズの終了

PR

最新版のリリースとLTRブランチのポイントリリース

EPR

追加のポイントリリース

current

現在サポートしているリリース: 3.34.6 and 3.36.2

next

次のリリース

プレリリースの場所/ナイトリービルド

プラットフォーム

ロケーション

Windows

OSGeo4W

Linux

Debian/Ubuntu

MacOS

Mac OS